お金の物語④ 未選択 2015年09月12日 物々交換の時代から、金貨や銀貨などの硬貨が使われるようになり、モノの取引がとてもやりやすくなったといわれています。 そのため、それまでは自分で採ってきたものを取引していましたが、 このころに取引のみで生活する商人という職業が生まれたといわれています。 彼らは誰かが採ってきたものを買い取り、それをまた誰かに売るという方法でその利ザヤを儲けとしていました。 やがて彼らは様々なものを取引するようになりましたが、 金貨や銀貨を持ち歩いていると、盗賊などにも狙われやすいし、持ち運ぶにも量が増えるとかさばって不便でした。 そこで、商人の中でも金持ちであった、両替商などに取引に使う金貨や銀貨を預かってもらうことにしたのです。 『木を隠すなら森の中……カネを隠すなら金持ちの金庫!』って事ですね。 こうして預かってもらい、 その預かり証を取引相手に渡し、 その取引相手が両替商のところに預かり証を持っていき 硬貨と変えてもらう。 こうした一見面倒な手続きを踏むことで、安全に取引が行われるようになっていきました。 この預かり証が、紙幣の起源といわれています。 {もう少しだけ続く…} PR